今回は、導入後すぐに「リモートダイコウ」を活用し、導入からわずか半年間で自律的なリモートチェック体制を構築された有限会社ハウスフィット様にお話を伺いました 。千葉県で年間約20棟の家づくりを手掛ける同社が、いかにして短期間で現場管理の内製化を実現し、品質向上と顧客満足、さらには社員の成長までをも引き出したのか 。その「最短距離の成功プロセス」について、渡邉社長、設計営業の立野様、橋本様にインタビューさせていただきました 。
現場監督の課題
確認のためだけの現場往復が重なり、移動負担が大きな業務の壁となっていた。
現場状況の把握が監督一人に依存しており、社内での客観的なチェック体制が不十分だった。
設計担当として図面上の数値は理解していても、実際の現場で納まるイメージが持てないことに不安を感じていた。
遠方の現場もあり、お施主様の「施工の状況を見たい」という期待に応えきれずにいた。
現状と効果
現場への移動時間を約50%削減。事務所で工程管理や相談に充てる時間が増え、業務の質が向上した。
現場の可視化により「全員の目」で確認が可能になり、ミスを未然に防いで組織で品質を担保できている。
360度カメラで現場を三次元的に把握できることが設計者の自信に繋がり、図面の精度も向上した。
Log Walkによる写真共有でお施主様の不安を払拭。管理の可視化が、営業における絶大な信頼に繋がっている。
まず初めに、会社について教えてください。
〇渡邉社長
私たちは、お客様がいかに豊かな人生を過ごせるかを最優先に考えています。そのために、土地探しから資金計画、温熱環境、お客様の健康、確かな知識に基づいた設計まで、ワンストップでお客様に寄り添うのが弊社のスタイルです。
家づくりにおいて、デザインや性能は目に見えやすい部分ですが、それらを支えるのは「確かな施工」です。お客様に安心して長く住んでいただける建物の品質を、いかに高いレベルで安定させるか。そこに徹底的にこだわるのがハウスフィットの家づくりです。
普段の業務について教えてください。
〇立野様
私は設計営業としてお客様と向き合いながら、設計業務全般に加え、自ら現場へ足を運び工務の手伝いも行っています。入社して今年で約10年になります。Log System導入後は、プロジェクトリーダーとして社内での活用推進を牽引する役割を担っています。現在は、品質管理の責任者として社内の新たな施工基準づくりにも注力しており、現場のクオリティを底上げするための体制構築に取り組んでいます。
〇橋本様
私も立野と同じく設計営業を担当しており、入社して3年になります。図面を描きながら、お客様と設備決めなどの打ち合わせを行っています。現在は、弊社の品質管理担当としてリモートチェックの実施や報告書の作成、そしてお施主様への「Log Walk」による現場写真の共有などを一貫して担当しています。
Log Systemの導入のきっかけは、どういった事でしょうか?
〇渡邉社長
導入の背景には、大きく三つの課題がありました。
一つ目は、現場への移動負担の軽減です。当社は監督一人の体制ですが、確認のためだけの往復で一日が終わってしまうこともありました。監督だけでなく設計や営業も、「あの下地入ってたっけ?」といった確認のためだけに現場へ行く。この非効率をなくし、本来行うべき工程管理や段取り、設計の推敲に時間を使いたいと考えていました。
二つ目は、お客様に現場の状況をしっかりとお見せしたいという想いです。一生に一度の家づくり、お客様は現場を見たいに決まっています。しかし実際には遠方の現場もあり、物理的な制約からお客様の期待に応えきれないジレンマがありました。
三つ目が、品質管理を体系的に学び、高めることです。これまでの当社は監督個人の経験に頼る部分が大きく、社内での基準共有が不十分でした。施工基準書は整備していましたが、それを現場でどう運用し管理に結びつけるか。その「仕組み」を学び、お客様により良い住宅を提供するために、工務店としての責任を果たしたいと考えたのが最大のきっかけです。
『現場管理のDX化』に向けた会社や事業の方向性があれば教えてください。
〇渡邉社長
弊社はDX化に対して非常に積極的です。その目的は、何よりも「抜け漏れやミス」をなくすためです。お客様にとって価値のある住宅、確かな品質の家をお届けすることが私たちの役割ですので、そのために、確認作業や情報共有をDXで整備し、無理・無駄・ムラのない状態を当たり前にしなければいけません。これらはすべて、お客様に安心して任せていただける家づくりを実現するための取り組みです。

導入からわずか半年で、自社によるリモートチェックへ移行されたと伺いました。
〇渡邉社長
最初の3棟をリモートダイコウで徹底的に伴走してもらったことで、社内に「現場の基準」が明確に確立されました。システムだけ渡されて「明日からやってね」と言われても、正直難しいと思います。何をどう見ればいいか、どこがポイントなのか、その勘所がわからないからです。
リモートダイコウでは、プロの目線で「こういうところを見た方がいい」「この納まりは要注意」と具体的に教えていただけました。だからこそ、短期間で社内の基準が揃い、自走に移行できたのだと思います。
自走への「最短ルート」となったリモートダイコウの効果について教えてください。
〇立野様
導入と同時にリモートダイコウを依頼したことが、最大の成功要因でした。自分たちだけで手探りで始めていたら、仕組みを使いこなせていなかった可能性があります。
最初に伴走してもらったことで、チェックの基準や進め方が「これが正解」として社内に残りました。結果として、導入から最短距離で自走できる状態を作れたと思います。
〇橋本様
私は設計がメインですが、以前は現場の細部まで把握しきれておらず、自分の知識が足りない部分や「ここは本当に大丈夫なのだろうか」と不安に思うことがありました。
リモートダイコウで「どこを見るべきか」「どう判断するか」を実務として学べたことが大きく、安心してチェックできるようになりました。
設計の仕事にどのような変化がありましたか?
〇立野様
「現場に行かなくても事務所で確認できる」というのは本当に大きな利点です。以前は「ここの高さを確認したい」というちょっとした確認のためだけに、往復1時間かけて現場へ行くこともありました。
今は、Log Walkの写真や360度の情報があることで、事務所にいながら確認できるようになりました。移動のためだけの時間が減り、設計や段取りに集中できるようになったのは大きいです。
〇橋本様
事務所にいながら360度カメラで現場を三次元的に確認できるようになったことは、設計者としてとても自信に繋がっています。
以前は図面上の数字だけを見ていて、「本当にこの納まりでいけるのか」と不安になることもありました。
でも今は、現場を立体的に把握できるので、納まりのイメージが持てるようになりました。結果として、図面の精度も上がってきていると感じています。
品質管理にはどのような変化がありましたか?
〇立野様
以前は、現場の状況を把握しているのは「監督一人だけ」という状態でした。そのため、例えばボードのビスの打ち忘れがあったとしても、本人以外は気づくことができませんでした。
今は、現場が可視化されたことで、「全員の目」で確認できる体制になっています。結果としてミスを未然に防ぎ、組織として品質を担保できるようになりました。
〇橋本様
これまでは図面を描くことがメインで、現場を十分に確認できていなかったため、「何をチェックすべきか」「何が正解の基準なのか」がわかっていない部分がありました。
今は、基準が見える化され、チェックのポイントが明確になりました。だからこそ、迷いが減り、品質管理としての役割を果たせている実感があります。
〇渡邉社長
「基準をどう実行に落とし込むのか」が可視化されたことで、監督の能力が底上げされ、会社として自信を持って「この家に住んでもらえる」と言い切れる品質を作れていると思います。
現場への移動や業務効率に変化はありましたか?
〇立野様
監督の移動時間は、体感で半分程度になりました。以前はほぼ事務所におらず、夕方まで戻ってこないのが当たり前でしたが、今は事務所で作業する時間が増えています。
また、監督が事務所にいることで、他のスタッフも「いる時にしか聞けない」という制約なく、気軽に相談や質問ができるようになりました。移動時間が減った分、業務時間内にできることが増え、全体の効率が上がったと感じます。
うちの社長は「時間の無駄」に一番厳しい人なのですが、その無駄を省いて他の時間に回せるようになったのは、本当にいいシステムを導入できたなと感じる部分です。
お客様との関係性において、プラスになったことはありますか?
〇立野様
Log Walkの360度写真があることで、お客様と定期的にお写真を通じたコミュニケーションが取れるようになりました。進捗を細かく伝えることで、「連絡をしっかりくれる会社」と感じていただけていると思います。
また、現場を見せられることで、お客様の不安を減らすことができます。可視化が信頼に直結すると実感しています。
〇渡邉社長
お客様は自分の家が建っていく中身を見たいに決まっていますが、これまでは物理的な制約でそのニーズに十分応えきれていませんでした。今は、営業段階でも「現場はこうやって見られます」とお伝えできますし、引き渡し後も記録として残ることは大きな安心に繋がっていると思います。
log buildからのサポートはいかがですか?
〇渡邉社長
非常に手厚く、ここまで伴走してくれるのかという思いです。
〇立野様
リモートダイコウを通じて、品質管理やチェックの進め方を実践的に学ぶことができました。毎月の定例会でツールの使い方もしっかりサポートしていただけるので、安心して運用を続けられています。
最後に、社長から一言お願いします。
〇渡邉社長
このシステムを勧めたいのは、お客様のことを真剣に考え、志を高く持っている工務店さんですね。Log Systemを使っている会社というのは、施工の品質管理も含めて「本物の家づくりをしたい」という強い想いがあるはずです。
現場管理が効率化されるメリットはもちろんですが、お客様に定期的に360度写真を共有し、プロセスをすべて公開できることは大きな強みになります。こうして品質管理を徹底し、確かなものを納品することで、お施主様からの信頼を勝ち取りたいと願う会社にとって、これは最強のセールスツールになるはずです。
この仕組みの普及こそが、安心・安全・快適な家づくりの大きな一助になると感じています。そうした変化に、少しでも貢献できれば嬉しいですね。
ハウスフィットは、住まいに対する希望や要望を丁寧に言語化し、
設計・施工・管理へと一貫して落とし込むことを大切にしている工務店です。
創業以来、「千葉で家を造ることで、より良い未来へ導くこと」を理念に掲げ、
地域の気候や風土に適した住まいを、確かな設計力と施工力でかたちにしてきました。
一棟一棟の住まいに真摯に向き合いながら、
品質を安定させるための体制づくりや、現場管理の仕組みを整える。
そうした日々の積み重ねこそが、住まいの価値を高め、
結果として信頼につながると考えています。


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